職人のこだわり

仏壇を心の拠り所に深まる家族の絆

修復作業ではまず、仏壇を解体し、金具もすべて外して木地の状態に戻します。傷があれば修復し形を整え、荒研ぎを経て下地、下研ぎを施します。

続いて「塗り」の作業。手作業で刷毛塗りをする場合もありますが、技術の革新により現在ではスプレーガンで吹きつける手法が主流になりました。少しの塵の付着も許されないので作業室には1人で入ります。

次に、宮殿、扉、彫り物、仏壇内部側板、裏板などにに慎重に金箔を張りつけます。金具は金メッキや金箔を施してピカピカにし、元の位置に取り付けます。最後に部品を組み立てて完成です。この工程で通常2~3ヶ月かかります。

職人の仕事風景職人の仕事風景職人の仕事風景

吹けば飛ぶような薄い金箔をシワにならないよう注意深く張っていきます。下地が乾く前に張らなければなりません。彫り物には筆を使って、平物には竹ばさみを使って丹念に一枚一枚金箔を押していきます。

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近年は職人兼営業のオールマイティな働きも求められますが、それでも私たちの仏壇づくりへの情熱に揺るぎはありません。

以前、仏壇を修復したお宅のおばあちゃんが涙を流し、私たちに手を合わせていただいたこともありました。仏壇は先祖供養のためにその家の方々が長い間大切に拝むものです。そこに込められた魂や思いを受け継ぐことに意味があります。多少の手間をかけても修復をお勧めするのはそのためです。まずは無料でお見積りいたしますのでお気軽にご相談ください。